いよいよ秋です (第五号)             2001年10月05日 
中秋の名月の当日(10月2日)は曇って見えませんでしたが、翌日は本当に綺麗に見えました。
8月に撮影した花で名前が不明だったのがありました。鮮やかな紅色の杯形の花と切れ込んだモミジ葉状の葉をつけた蔓の特徴で、すぐにでも判ると思っていたのが苦労しました。ハゴロモルコウソウです。最近目にした、「原色牧野日本植物図鑑」でようやっと見つけました。
今期は9月下旬ですが、その中の花を一つあげるとすればそれはシュウカイドウでしょう。半日陰の所で淡い桃色の花が長い花柄の先につき下垂して咲く状態や、左右非対称のハート形の葉など特徴があります。
同じ保土ヶ谷区に緑化公園と、それに隣接したこども植物園というのがあり、今回はそこに出かけてみました。徒歩で片道1時間ほどですが、その道すがらと公園・植物園で見つけた季節の花々も紹介しています。色とりどりのサルビアオミナエシ、フジバカマ、ジンジャーなどなど。
また、道すがらの駐車場で見つけた花にハブソウがありました。沖縄や小笠原では野生化しているとのことで保土ヶ谷あたりの道端で見つけるのは珍しいのでしょう。波布草という漢字を当てはめて説明されていますが、花を真横から見るとそれはまさに蛇がカァーと口を開いて舌をチョロチョロ出しているように見える花でした。
それに今期はソバの花が目に付きました。また、タデ科なのに花が似ていることで名前が付けられたミゾソバも今が盛りと咲いています。葉が牛の額状なので直ぐに見分けられるのと、花をよく見るとコンペイトウのようでかわいらしさのある花です。
以上
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