ミゾソバ(溝蕎麦) Polygonum thunbergii/タデ科/一年草/別名 ウシノヒタイ(牛の額)
- 2001年9月30日、和田町へ下りる谷あいの道端の傾斜面。
- ピンク色の金平糖のようでかわいらしい花。
- 和名は溝地などを好み、葉や果実がソバに似ることからの名前。飢饉の時に救荒食(きゅうこうしょく)として栽培され、小さいがソバに似た黒い実を蕎麦がきのようにして食べたという。
- 北海道、本州、四国、九州。溝地、水田や湿地、水辺など。
- 草丈30~80cm。葉は牛の額形。茎には下向きの鋭いトゲあり。
- 花期・・7~11月。花径4~6mm。花色は薄紅色~白色。小さな花が10~20個集まってひとつの花のように見せている。そのうち咲いているのは数個のみ。花を順番に咲かせて、つぼみや咲き終わったも咲いているかのようにして花が長期間咲き続けるように見せている。土の中に閉鎖花も持ち、自家受粉でできた種子は同じところで発芽する。
- 近似種・・茎のとげが鋭いサデクサ、ママコノシリヌグイ、アキノウナギツカミ、イシミカワなど。区別は葉の形の違いで行う。