ザゼンソウ(坐禅草)
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- 2007年4月7日、白馬山麓白馬村
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- 和名坐禅草は花序の様子が僧が坐禅をしているのに似るため。肉穂花序の部分が化学反応で熱を出し、仏炎苞内は外よりも5度近く温度が高くなっている。早春の雪解け直後の寒い時期に咲いて、花粉を運んでもらうために昆虫を暖めて活発化させるためとのこと。
- 主に日本海側の本州、北海道の温帯に分布。谷間の陰地にはえる。臭気がある。
- 葉は根生し長さ30~40cm。
- 花は春、葉の開かないうちに肉厚な紫黒色の苞が展開する。花は肉穂花序に密生。
- 同属では花が夏に咲くヒメザゼンソウ。葉は早春に出て根生、長さ10~15cm、花時に枯れる。