センニンソウ(仙人草)
Clematis paniculata
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- (1)2003年8月23日 初音ヶ丘、(2)2002年8月31日 保土ヶ谷公園、(3)2007年9月2日、保土ヶ谷公園、(4)2005年11月6日 星川杉山神社、(5)2005年11月20日、星川杉山神社。
- ついに名前の由来となるそう果(右)に出会った。花の後も楽しませてくれる花だ。
- 初秋、林縁や道端や線路沿いに、白いベールがかぶさっていたら、本種の花の群れ。果実(そう果)の羽毛状の白い毛を仙人の長い鬚に見立てた名前。有毒植物。根は漢方で威霊仙と呼ばれ、鎮痛や利尿に使われるとの事。そう果の先の花柱 を仙人の髭とか、白髪に例えたとか言われ、センニンソウの和名となったと思われる。
- 分布・生育地・・日本全土。野や山の林のへり、丘陵地など。
- 蔓の長さ・・1.5~4m。葉姿・・小葉が3~7枚つく羽状複葉で、対生する。
- 花期・・7~9月。花径・・約2.5cm。十字形の花弁に見えるのはがく片。花姿・・たくさんの雄しべが目立ち、茎先に円錐状につく。
- そう果(痩果)は1つの花に4-6個、卵倒形、糸状のひげは花柱が伸びたもので、長さ3cm位。白くて長い毛が密生。
- 本種と花の形が似ているボタンヅル類とは、葉の形の違いで区別。葉の縁にギザギザがあるのがボタンヅル、無いのがセンニンソウ。