カラスノゴマ
Corchoropsis crenat
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- 2021年9月20/21日、保土ヶ谷公園せせらぎの道ウッドデッキ。
- 黄色い花の中央から仮雄蕊が特別長く突き出るのが目立つ。かわいらしい花なのに、付けられた名前を知ると、花にかわいそうに感じた。
- 花の真ん中から5本の長い突起物があるが、これが仮雄蕊。本当の雄蕊は仮雄蕊よりずっと短くその基部にある。花は俯き加減に咲く。
- 生育環境:関東以西から九州にかけて見られるとのこと。山野や荒れた畑地の路傍などに生える。
- 茎は直立に伸びて高さ30~60cmになる。葉は卵形で先端は少し尖り、基部は丸いか裁ちきったような形で、縁には鈍鋸歯が並ぶ。長さ2~7cm、幅2~4cm。茎や葉など全体に星状毛が多い。
- 花期は8~9月。葉腋から1つずつ黄色い花を付ける。葉のすぐ下に隠れるように咲く。がく片は線状披針形、開花時には反り返る。
- 果実は朔果で、長さ2.5~3.5cm、幅3mmで少し曲がっている。和名は、朔果の形がゴマのそれに似ていて、カラスが食べる種子に比喩したものだろうか。