アキノノゲシ(秋の野芥子)  Lactuca indica Lactuca: アキノノゲシ属。Lactuca sative (チサ、レタス)の古名。葉や茎から乳(lac)を出すことから来た名前。
indica: インドの (Indian)。/キク科/越年草
 2003年11月9日、保土ヶ谷公園球場駐車場わき
 薄黄色の花が、秋の陽射しにそっと溶け込むよう。花の下の紫色の縁取りが美しい。ところで、生臭い臭いがするのもこの花の特徴。

 名前の由来:秋の野げし。ノゲシに似て、秋に咲くため。
 北海道〜沖縄。日当たりのよい荒れ地や草地などに生える。
 茎は高さ60〜200cm。茎上部に径約2cmの頭花を円錐状につける。下部の葉は羽状に裂け、基部は茎を抱く。
 花は淡黄色〜白色の舌状花からなる。花期8〜11月(沖縄は通年)。総苞は長さ1cm前後で円筒形。開花後、下部がふくらみ上部が細くなる。午前中に開き午後にはしぼむ。
 果実は純白の冠毛を持つそう果。
 葉の形に変異があり、葉の分裂しないものを、ホソバノアキノノゲシ (L. laciniate) と分類する図鑑がある。これとアキノノゲシが交雑し、上方の葉が無裂、下方の葉が多少分裂している固体が増えているようだ。
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