キチジョウソウ(吉祥草) Reineckea carnea/ユリ科/常緑多年草
- (1)2005年11月3日、星川2丁目民家の庭先。(2)2005年11月12日、峰岡公園。
- 縁起物の花だというのは聞いていたが、通りに面した庭にその名の立て札があり、そこに長い葉が湾曲してついた株がたくさんあって、いつ咲くのかといつも気にしていた花。花茎や蕾の赤色と花弁内側の白色との取り合わせも美しい。
- この草は、いつもは花がないのに家に吉事(きちじ)があると花が咲くといいます。この伝説から吉祥草(きちじょうそう)と名づけられたといいます。吉祥(きちじょう)とはめでたいこと。縁起植物として栽培される。
- 分布・生育地:本州(関東地方以西)、四国。林のふちなど半陰地に自生。日本のほか中国にも分布する。
- 茎は地上を這い、濃緑色をした葉は広線形で長さ10~40cm。
- 花期:9~11月。花の高さ:約10cm。花径約1cmの小花を穂状につける。6個の花被片は長さ約1cm、6個の雌しべと1個の花柱とを外に飛び出している。
- 花後に球形、肉質の果実を結び、紅紫色に熟する。