ヤエヤマブキ　　Kerria japonica／バラ科／落葉低木

２００２年４月２０日、仏向町の谷あいのみちばた 　一重咲きのヤマブキと同じところに生えていることが多い。ＮＨＫのラジオを聞いていたら、視聴者からの便りで、ヤエヤマブキの花びらが全部で１１２枚であったと放送されていた。 　雌しべが退化しているので実がならない。武将太田道灌の故事で知られる。道灌はにわか雨に蓑（みの）を農家に請い、娘がさしだした八重の花の意味がわからず、恥じて学問に目覚め大成、江戸城の前身を築いた。一方「万葉集」の時代は恋の花で、いとしい人の面影に重ね、庭に植える歌もあるとのこと。 　栽培品種 　ヤマブキよりも開花が遅いが花期は長い。 　一重のヤマブキは細長い実が１〜４個つく。花が白っぽい４弁のシロヤマブキは近似種ではなく、別属。