ウメモドキ  Ilex serrata Thunb. ex Murray/モチノキ科/落葉低木
 2005年6月4日、保土ヶ谷公園(雄花)
 星のような形をした小花がくずれないまま当たり一面に落ちているのも壮観だ。葉の周辺には小さなきょ歯があり、褐紫色を帯びることが多い。これが本種のポイントの1つである。NHKラジオで10月29日の誕生日の花として紹介されていた。その時に「賑やかに日のさしにけり梅擬(うめもどき) 古賀まり子」という一句も紹介されていたが、まさに赤い実が沢山ついているさまを詠んでいる句だと思った。

 本州〜九州に分布。山野の陽地に生え、庭にも植えられる。
 高さ3mほどの落葉樹。細い枝を多数出す。葉は長さ4〜8cmの長卵形で、縁に細かい鋸歯があり、互生する。雌雄異株。
 花期6月。淡紫色で直径3.5mmほどの花を、葉腋に多数つける。葉腋に雄花は多数、雌花は2〜4個の花を付ける。花弁は淡紫色で4枚。雄花には4本のおしべがあり、雌花にはめしべとともに小さなおしべが4本ある。
 晩秋、直径5mmほどの果実が赤く熟す。
 黄色果のものをキミノウメモドキ、白色果はシロウメモドキという。

 花言葉・・・明朗
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