カワラナデシコ(河原撫子)
Dianthus superbus
var. longicalycinus
/ナデシコ科/多年草
2009年6月20日、ひたち海浜公園
砂浜の過酷な場所だから、なお淡紅色が映えるのだろう。
日当たりのよい草地や河原などに生える秋の七草の一つだが、実際に花が咲くのは6~10月。名は、河原に多く見られるナデシコの意味。
撫子
(
なでしこ
)
とは可憐な花を、
撫
(
な
)
でたいほどかわいい子供にたとえたもの。別名 ナデシコ(撫子)。
本州、四国、九州。河原や土手、山野の日当たりのよい場所など。
茎の高さは30~70cmになり、線形の葉は対生。
花は茎の先にふつう2個ずつつき、淡紅色。花径3~4cm。まれに白花もある。5枚の花弁は先端が深く裂けて糸のように細くなり、優しい感じ。
同属の類似種に、花径約1.5cmで浅い切れ込みの花弁のハマナデシコ、花が小さく花弁に白い斑点がある帰化植物のノハラナデシコ、他にシナノナデシコ(別名ミヤマナデシコ)、花径約4cmのエゾカワラナデシコなどがある。
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