カリン（花梨）　　Choenomeles sinensis／バラ科／落葉高木／別名　カラナシ、キボケ（木木瓜）

（左）２００５年４月１７日、神戸町のお寺、（右）２００５年１１月２７日、同所。 　材は緻密で，高級家具などに用いる。 和名は木目がふたばがき科の花櫚(かりん)に似ていることにちなむ。 　中国原産。 　庭などに栽植される。 　高さ５〜10ｍになる。樹皮は緑褐色で，鱗状にはげ落ち跡が残る。 　花は４〜５月ころ春、若葉と同時に短枝の頂上に１個咲かす。花弁（かべん）は５枚で淡紅色の楕円形で、花径は２〜３cm。 　梨果は長さ10〜15cmで芳香があり，生では酸味が強いが輪切りにし砂糖漬け、また煎じて薬用とする。