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- (1,2)2002年4月10日 三ツ沢公園の歩道橋から、(3)2018年8月13日 保土ヶ谷公園中央広場前、(4,5)2006年11月23日、(6)2018年8月16日
保土ヶ谷公園。
- 注意していないと気づかない花である。写真1,2は雄株。
- ジュラ紀や白亜紀、恐竜の時代に栄え、今まで生き残ってきた。毎年5月ごろ、雄株から花粉が風に乗って飛び、雌株のめしべにつく。9月ごろ、花粉から精子が出て受精する。これは1896年、旧東京帝大助手、平瀬作五郎が小石川植物園の大イチョウにのぼり、そこに寝泊りしながらぎんなんを採集するという苦労の末に発見した。葉がアヒルの足裏の形に似ているとして、中国では鴨脚(ヤ・チアオ)樹とも書く。和名はこの中国語に由来し、ヤチアオからイチョウとなった。(この項、2006年11月19日朝日新聞による。)
- 中国原産。
- 街路、社寺の境内に多く栽植する。
- 高さ30m、時にちちと呼ぶ木根が下がる。幹には厚いコルク層があって、縦に多数の不規則な溝がある。葉は長柄で互生、短枝に束生、長さ5~8cmの扇形、幼木で中央部の切り込み深く、成木は浅い。落葉前黄葉する。
- 花は4月、新葉とともに短枝に雄花は尾状で下垂、雌雄異株。
- 果実はぎんなん(銀杏)。種皮は酸性が強く、臭う。