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- 2005年8月6日、保土ヶ谷公園。
- 東京駅近くの八重洲通りの街路樹としてたくさん植えられていて、7月から8月にかけて歩道にたくさんの花びらを散らしている。見上げるとたくさんの花を咲かせ、大きな木全体が白く覆われているようだ。
- 中国名を「槐(ファイ)」といい、和名にもこの漢字があてられている。中国では昔から尊貴の木としてあがめられており、周の時代の宮廷の庭には3本のエンジュが植えられていて、朝廷の最高位にある三公はそれに向かって座ったという。また、学問と権威のシンボルとされ、最高の官位は「槐位(かいい)」と称された。
- 原産地 中国
- 高さ 約20m
- 7~8月に、長さ1~2cmで淡黄色の蝶形花が枝先に集まって咲き、数珠状の豆果は落葉後も残る
- 類似種にハリエンジュ(ニセアカシア)。ハリエンジュの枝にはトゲがあるが本種にはない。イヌエンジュは本種と混同されるが、樹皮が本種のように縦に割れていなく丸いシミのような模様があり、花ではエンジュが円錐花序であるのに対して、イヌエンジュは穂状に見え、花は7-8月でエンジュよりやや遅れて咲く。