バイモ(貝母)
Fritillaria verticillata var. thunbergii
/ユリ科/球根植物
← クリック & ズーム
2006年4月1日、星川2丁目お寺
地味な色の花だが、細い葉の先がくるっと丸まっているのが面白い。
名前は、白い鱗茎のかたちが二枚貝を思わせることから。この鱗茎には、アルカロイドのフリチリンやフリチララリンなどが含まれ、漢方では鎮咳や去痰、排膿の薬とされる。花の内側には、紫色の網目模様があり、別名で「アミガサユリ(編み笠百合)」とも呼ばれる。
中国原産。
花を観賞するほか、鱗茎(球根)を解熱などの漢方薬にするためにも栽培される。
草丈は30~60cm。 葉の先端が細長く伸びて、ほかの草などに巻く。
淡い緑白色の花を咲かせる。長さ2~3cm、葉腋から各1個が垂れ下がり、開花は4~5月。
仲間には学名のフリチラリアで呼ばれる西南アジア原産のヨウラクユリ(F.インペリアリス)、日本に自生するクロユリ(黒百合)や小さくて花を一つだけつけるコバイモ(小貝母)。
花言葉・・・人を喜ばせる、努力
<< Day Sequence >>