ヤブミョウガ(藪茗荷)
Pollia japonica
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- (1)2021年7月10日、保土ヶ谷公園プレィグラウンド脇、(2、4)2001年8月25日、和田町から仏向町へ抜ける谷あいの道沿いの林際で、(3)2021年7月11日、保土ヶ谷公園入り口からまもなくの斜面。(5)2001年9月16日、同所
- 梅雨末期の頃からいわゆるヤブの中で目立つ白い花を咲かせる。わかりやすい植物だ。
- メモ・・藪地などの暗いところを好み、葉の形が食用のミョウガ(ショウガ科)に似ていることからの名前。ただ本種の葉は表面がざらつくこと、葉が2列に出ないことなどでミョウガと区別できる。
- 分布・生育地・・本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄。山野の林内、丘陵地の藪かげ。地下茎を伸ばして増え群生する。
- 草丈・・50~90cm。 葉の特徴・・ 長楕円形で表面がざらつき、輪状に互生する。
- 花径・・8mm内外。一日花。 花姿・・茎の先に5~6層の円錐花序をつける。花には両性花と雄花がある。両性花は白い雌しべが目立ち、雄花は黄色い葯のついた雄しべが目立つところで区別できる。
- 花が終わると初秋にかけて直径5mm程度の球状の実をつけ、じきに葉を落とす。実は若いうちは緑色で、熟すと濃い青紫色になる。