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- 2008年3月16日、向島百花園
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- 野生ラン。シンビジウムの仲間。別名ホクロ、ハクリ、エクリ、ジジババ(爺婆)。別名ホクロは、花の唇弁に濃い赤紫色の斑紋を黒子に見立てたことによる。ジジババも、これを含めてこの花の渋い姿を爺婆になぞったものであろう。
- 日本全国、朝鮮半島、中国に広く分布。落葉樹林の乾いた林床などに自生する。古くから庭植えや蜂植えにし、いけばなにも用いられてきた。
- 葉は線形で長さ20~35cm。
- 花期は3~4月。葉の根元から花茎を伸ばし、その頂に花被片が黄緑色の花を1個だけ咲かせる。花茎はベージュの鞘状葉に包まれる。
- 日本産のシュンランやカンラン(寒蘭)、中国産のケイラン(▲蘭)などは特に東洋ランと呼ばれていて多数の園芸品がつくられている。(▲草冠に惠)
- 花言葉・・・素心