カクレミノ
Dendropanax trifudus
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- (1)2002年7月14日、保土ヶ谷公園事務所わき、(2)2005年7月23日、同所。(3)2001年12月16日、MM21の海に面した公園。
- 隠れ蓑の名前のもととなる3裂の葉と裂けない葉が混じっているので同定に混乱した。同じ一本の木の成長に伴っていろいろな形の葉が混じる変わりものだ。葉の質が厚く光沢があり波打つ縁が決めてとなった。
- 和名隠蓑(かくれみの)は3裂した葉形を蓑に例えたもの。
- 本州~九州。 暖地に生え、庭木としても用いられる。
- 高さ8~10m。全体的に毛はなく、若枝は緑色、葉は長さ6~10cm、幅4~7cmの菱形で、若木の葉は3~5裂する。 成木になると3裂の葉と全縁の葉が混じる。葉は枝先に集まってつく。
- 花期:6~7月。花は直径5mmの淡黄色5弁花で、枝先に多数、半球形に集まって咲く。
- 果実はヤツデの実に似ており、直径8mmの球形で、11~12月に黒く熟す。