ヤブコウジ(藪柑子) Ardisia japonica /ヤブコウジ科/常緑小低木
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- 2006年1月11日、区内やぶ中
- 朝日新聞横浜版で福田敏郎氏撮影の写真と県内の林内で見られるとの説明を見て、林内を探して見ると、なんとあるではありませんか。ほとんど色を失った今の時期に、赤い実の色が林内で美しい。
- 藪柑子は「藪に生えるミカン」の意で、葉の形と熟した果実がミカンを思わせることによる。ヤブタチバナ(藪橘)とも呼ばれた。昔から縁起のよい嘉祥(かしょう)植物として知られ、正月の飾り鉢にはフクジュソウとともに植えられている。
- 東北地方以南の山地の日陰地に生える常緑小低木。庭木、鉢植えなど広く植栽される。
- 地下茎を伸ばして繁殖し、茎が直立して高さ10~20cmになる。葉は茎の上部に3~4枚が輪生状に互生し、長さ4~13cm の長楕円形で細かい鋸歯があり、質が厚く光沢がある。
- 7~8月、白色~淡紅色の花を開く。花冠は直径5mmほどで小さい。深く5裂する。めだたない。
- 果実は直径約5mmの球形で秋に真っ赤に熟す。
- 同属種にマンリョウ、カラタチバナ。
- 花言葉・・・明日の幸福