ヤブデマリ(藪手鞠)  Viburnum plicatum. var. tomentosum/スイカズラ科/落葉低木
 2005年5月5日、四季の森公園
 純白の美しい花をつけ、林の中で、白い花が滝の流れのように咲く様子は雄大さと清々しさとを感じさせてくれる。

 関東地方以西,四国,九州に分布,谷沿いや湿った林内にはえる落葉低木。
 高さ3〜6m。葉は対生し、倒卵形で長さ5〜10cm。
 花は晩春,枝先の葉の間から散形花序を出す。中央に直径5〜6mmの小さい両性花、その周りを直径3〜4cmの白い装飾花が取り巻く。装飾花の花冠は不揃いに5深裂し、1〜2個の裂片はごく小さい。装飾花は結実しない。中心部は花冠は小さく5深裂し,雌しべ,雄しべとも完全で結実する。
 オオデマリは全てが装飾花になっている。ヤブデマリの咲く季節には、オオカメノキもよく似た花を咲かせている。オオカメノキの装飾花は、大きさに違いがあってもちゃんと5つに分かれていることで区別できる。花の時期もオオカメノキの方が少し早いようである。
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