ワスレナグサ(勿忘草)
Myosotis scorpioides L.
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- (1~2)2002年4月20日星川二丁目、(3)2008年4月20日、保土ヶ谷公園
- 非常に小さな花が寄り集まって咲いているが、鮮やかな青紫色と、よく見ると黄色の芯のある花である。
- 和名は私を忘れるなの意味で英名Forget-me-notに基づく。ドナウ川のほとりに咲いていたこの花を取ろうとした騎士ルドルフが誤って落ち、急流に流される前、恋人ベルタに「私を忘れないで」と叫んだという伝説から名前がついたそうだ。
- ヨーロッパ、アジア原産。
- 湿った河岸や道ばたに生える。鉢植えにして観賞用にも栽培。
- 地下茎があり、茎は束生し高さ30cm位でまばらに分枝。 葉は茎とともに軟毛がある。
- 花は春から夏。先端がくるりと巻いた花序に、直径6mmほどの非常に小さな花が寄り集まって咲く。青紫色の花冠は5裂し星型に平開する。黄色の芯がある。
- 野生のキュウリグサも俗にワスレナグサと呼ばれるが、細卵円形の葉でやや丸みがかっており、別属の草花。萼(がく)に生える毛が立ち上がったようにつくエゾムラサキもある。また、ヤマルリソウも似た花の色と形をしている。