チューリップ  Tulipa spp./ユリ科/球根植物/別名 ウッコンコウ(鬱金香)
 2006年4月16日、マンションの前庭
 フラワークラブの人たちが丹精込め手入れした花が見事に咲いた。

 チューリップの名はトルコ語のtulbend「ターバン」にちなむ。欧州に紹介され熱狂的に愛好された。17世紀オランダの「チューリップ狂時代」では、投機対象ともなり、当時最高級品種の球根1個はなんと5千ギルダー。当時裕福な商人の年収が3千ギルダーだったそうだ。
 西欧州、小アジアの原産。日本には江戸時代後期に渡来。
 球根の植え付けは10〜11月上旬。花芽をつけるためには外に置くなど一定期間低温に当てる必要がある。
 草丈は20〜60cm。
 花期は、露地植えの場合は3月下旬以降。ターバン形の一重や八重咲きのほか、ユリ咲き、ボタン咲き、花弁の縁に切れ込みの入ったもの(フリンジド)など実にさまざまな花が見られる。枝咲きのものもあり、花色も赤、桃、黄、白、橙、暗紫色、褐色、緑、2色入り交じりの復色など多彩。総じて花径は5〜10cm。
 欧州で熱狂的に愛好された17世紀の「チューリップ狂時代」を経て1万に近い園芸品種が作られたが、時代とともに淘汰され、現在あるのは約2000品種といわれる。
 花言葉・・・博愛、名声。花色別に花言葉もあるが省略。
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