タシロラン  Epipogium roseum Epipogium: epi(上)+pogon(尖ったもの又は髭ヒゲ)。唇弁が倒立し距が上にあること。一説に古くは植物学者が唇弁を髭ヒゲ(bead)と云っていたからとも云う。
roseum: バラ色の。(とってもそのようには見えないが?)/ラン科/多年生菌根性ラン
 2005年7月2日、神奈川県立観音崎公園
 「タシロランと照葉樹の森を観察する」コースの案内を新聞で見て、初めてタシロランの存在を知った。しかも電車とバスを乗り継いで1時間半ぐらいのところに、準絶滅危惧種にも指定されている貴重な野の花が自生しているということで、梅雨だが曇り空だったので出かけた。それこそ照葉樹の森で陽光の直接あたらない薄暗い足元の、梅雨の雨を十分に吸い込んだ朽ちた落ち葉の間から、白っぽい茎をすっと伸ばせたタシロランを見つけた時は感動した。

 暖地の林下や陽地にはえる無葉緑の菌根植物。植物学者の田代善太郎氏(1872−1947)が長崎県諫早で発見したのでこの名がある。観音崎では1983年6月東京湾海上交通センターの職員により発見された。環境省は準絶滅危惧のカテゴリーに指定している。
 インド,マレーシア,メラネシア,オーストラリアに分布し,三浦半島以西から琉球列島にかけてまれに発見される。
 各々の花柄の基部に薄質小形のがあり,反曲する。
 花序は初めは点頭垂下する。花はほとんど白色,すぐ淡褐色となり,外花被片は10mm内外。
 ランではないが、葉緑素が無いものの仲間としては、ギンリュウソウがある。
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