タイワンホトトギス
Tricyrtis formosana
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- (1,2)2001年9月19日、初音ヶ丘道端の斜面で、(3)2021年9月23日、仏向町高台、(4)2021年10月6日、同所。
- 台湾ではごく普通に見られるホトトギスの仲間。栽培もされる。
- 分布・生育地・・沖縄県西表島に自生。関東地方以西、四国、九州に野生化。
- 草丈・・60~100cm。 葉は互生し、先端はとがり、基部は心形になって茎を抱く。
- 花期・・9~11月。花径・・約2.5cm。茎の上部が枝分かれして花だけを複数つける。上向きにラッパ状についた花は平開しない。内面に紅紫色の斑点がある。3個の内花被片と3個の外花被片があり、外花被片の基部に袋状のふくらみが2つ付く。
- 果実は披針形体の蒴果で3稜があり、長さ2.5~3.5cm、幅5~6mm。
- 近似種・・やや湿った山地に生えるホトトギスなど。 タイワンホトトギスは茎の上部にのみ花をつける。対して日本のホトトギスは、葉腋に花をつける。但し両方の交配種で、葉腋に花をつけるだけでなく茎先にも複数の花をつけるものもあるとのことです。