タイトウカマツカ   Pyracantha koidzumii Pyracantha: ギリシア語の pyro(炎)+acantha(刺)。pyr は果実の黄熟した色。枝に刺がある。
koidzumii: 小泉源一京都大学教授に因む。/バラ科/常緑低木
 (左)2005年11月12日、星川2丁目踏切、(中)2002年5月5日、同所、(右)2005年11月20日、同所。
 一般にピラカンサと呼ばれるのだが、その中の種の同定は難しい。当写真の実の色ではヒマラヤトキワサンザシだが、樹形(高さ約3m)からするとタチバナモドキのようでもあるし、葉に鋸歯がなく先端が円くなり、真ん中がくぼんでいることではタチバナモドキということになる。これらのことから本種をPyracantha koidzumii (和名: タイトウカマツカ、英名: Formosan Firethorn)とした。これにはオレゴン州立大学のWebを参照した結果だ。
 台湾原産
 高さ1.8〜3.7mほど。葉は全縁で先端がくぼんでいる。
 実は光沢のある橙紅色か橙赤色に熟す。
 ピラカンサ属は6〜7種があり、トキワサンザシ(南ヨーロッパ、小アジア原産)、タチバナモドキ(中国南西部原産)、ヒマラヤトキワサンザシ(ヒマラヤ原産)とこれらを交配した園芸品種が栽培されている。最近は、種間交配によって生み出された、実つきのよい園芸品種も多い。
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