タチバナモドキ  Pyracantha angustifolia/バラ科/常緑低木
 2002年5月4日、保土ヶ谷図書館前。
 花から名前を決めるのにとまどった。葉はトサシモツケのように鋸歯が少しある、しかし枝には鋭いトゲがあり、前年度に同じ場所で橙色の果実を見ていることからタチバナモドキとなった。

 和名は果実をタチバナになぞらえた。別名 ホソバノトキワサンザシ、ピラカンタ、ピラカンサス。
 中国(雲南)原産。
 高さ1〜2m。灰黒色で硬くとげのある枝を多く斜めに開出。樹皮は暗黒色。葉は互生、長さ5〜6cm、革質、裏面に綿毛。
 花期5〜6月。直径8mmの白色5弁花で、葉腋に多数集まって咲く。
 2000年11月12日、鶴ヶ峰駅近く川沿いの公園にて。

 果実は径5mm位の扁球形、秋から冬中橙〜赤色をしている。
 俗名ピラカンサは、トキワサンザシ、タチバナモドキ、ヒマラヤトキワサンザシ、タイトウカマツカなどの総称。
タチバナモドキ 平たい球形の実が橙黄色に熟する。中国原産。葉の縁に細かい鋸歯がない。
トキワサンザシ 実は鮮紅色に熟す。西アジア原産。葉の縁に細かい鋸歯がある。
ヒマラヤトキワサンザシ 実は光沢のある橙紅色か橙赤色に熟す。ヒマラヤ産。葉の縁に細かい鋸歯がある。
タイトウカマツカ 葉は全縁で先端がくぼんでいる。実は光沢のある橙紅色か橙赤色に熟す。
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