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- 2005年8月16日、御岳山レンゲショウマの群生地
- レンゲショウマがあたり一面群生し花を咲かせているのと同じ林内の斜面で、自己を主張するようにすっくと伸びた茎に花を咲かせていた。はじめはツリガネニンジンと思ったが、ビジターセンターでソバナだと判った。
- 和名は軟らかな若葉を蕎麦菜(そばな)にたとえ,また岨菜(そばな)で、昔、山仕事をした杣人(そまびと)が使った杣道沿いによく生えるところから名がついたといわれている。
- 本州,四国,九州に分布し,山地の林内や斜面にはえる。
- 茎の高さ90cm内外,ときに上部で分枝する。上部になるにつれ葉は小さくなり,また葉柄は短くなってついに無柄になる。
- 花は夏から秋。
- 似た花にツリガネニンジンがある。ソバナの花は口の開いたラッパ形で、ツリガネニンジンの花は釣鐘形。ソバナの萼(がく)は幅広く、周りにギザギザは無い。ツリガネニンジンの萼は細長くて縁に少しギザギサがある。ソバナの葉は1枚づつつき、ツリガネニンジンの葉は輪生する。