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- 2009年2月6日、水戸市植物公園
- スノードロップ(雪の雫)という名にふさわしい清楚な花。ほかに「雪の耳飾り」の意味もある。16-7世紀頃の女性が身につけた耳飾り(drop)に似ていることからとのこと。
- 別名 マツユキソウ(待雪草)、ガランサス。英名 snow drop。茎頂で大きく曲がり下向きに咲く純白の花の姿を雪の姿に見立てたのであろう。純白な姿は聖母マリアの花としてその祝祭日の聖燭節(キャンドルマス 2月2日)には祭壇にこの花を供えた。また一方では不吉な花として家に持ち込むのを嫌い、プレゼントとして異性に贈るのを避ける地方もあるという。
- 欧州南部からコーカサス地方に原生する。
- 落葉樹の下など半日陰で水はけのよい場所が適し、数年は植え替えが不要。鉢植えにも好適。
- 草丈は10~25cm、葉は2~3枚根出する。
- 花期は1~3月で、純白の3枚の花びらは日中にのみ開いて内側先端部分にある緑斑をのぞかせるが、エルウェシー Galanthus elwesii (写真)は基部にも緑斑がある。花茎の先端に1個の花をつける。白色6弁の花だが外側の3枚が異常に大きくて目立つ。
- 代表的なマツユキソウ Galanthis nivalis には多くの園芸品種がある。鉢花はオオマツユキソウ Galanthus elwesii が多く出回る。