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- 2009年5月31日、保土ヶ谷公園(雄花)
- もともと「ウルシ」にはかぶれるので、樹に架かっている名札を見てギョッとしたが、この樹は大丈夫のようだ。それゆえ公園や街路樹に植栽されるのだろう。
- 和名は西洋の俗名、天にも届くような大木を意味する Tree of Heaven の直訳。別名庭漆(ニワウルシ)はウルシに似た葉で庭園で見られるのでいうとのこと。樹皮にはアレロパシー allelopathic substance という植物の成長を抑制する物質が含まれ、樹の下では他の植物は育たなく、また樹皮は殺虫剤に使用される。
- 中国北中部原産。明治初めに渡来したとのこと。
- 庭木や並木として栽植される。
- 生長が早く高さ10~25m。大きな奇数羽状複葉が互生。小葉は長卵形で6~16対、長さ6~10cm、先端が細く尖り葉柄がある。
- 花は6月頃、円錐花序を出し、緑白色の小さな花を咲かす。雌雄異株。