-
- 2002年3月28日、水道博物館
- ツツジ属のうちシャクナゲといわれるのは、枝先に光沢のある長細い葉を輪生状につけ、その中央にツツジに似た花が房状に集まって咲くもの。花色は紅、紫、淡紅、黄、白など。仲間は400種以上ある。
- 花言葉・・・威厳・警戒
- 古くから神社や民家の庭に植えられてきたのは低山に生えて樹高3.5mになるホン(本)シャクナゲやホソバシャクナゲなどで、淡紅色の花が4~5月に咲く。高山に群生して盆栽にもするキバナシャクナゲは6~7月、淡い黄色の花を枝先に数個開く。最近、庭や公園によく植えられているのは「西洋シャクナゲ」と呼ばれる園芸品種群で花色が多彩。主に欧米で改良されたもの。名前は似ていてもヒメシャクナゲは別属種で、樹高10~30cm、花は壺形。
他には、アズマシャクナゲ(本州中部以北の深山にはえる)、アマギシャクナゲ(伊豆半島の山地)、ツクシシャクナゲ(中部地方の西部以西,四国,九州の深山)、ヤクシマシャクナゲ(屋久島の山地やササ原など風衡地)、エンシュウシャクナゲ(静岡県西部から愛知県東部の山地の日当たりのよい岩地)、ハクサンシャクナゲ(本州中部以北と北海道および朝鮮半島の亜寒帯に分布。亜高山帯の樹林の中,高木限界付近に多く,ときに高山帯下部にまで上り,ハイマツなどと混じる常緑低木)。