セキチク(石竹)  Dianthus chinensis L. ダイアンサスはギリシア語の dios (神聖な) と anthos (花) に由来。/ナデシコ科/多年草/別名 カラナデシコ
 2002年5月12日、星川2丁目

 和名は漢名石竹の音に由来。原産地の中国では石の間に自生し、竹に似て葉が細いのに因む名。漢での別名は瞿麦(くばく)。瞿は鳥の目を表し、セキチクの花の中央の輪模様が例えられた。麦は細い葉の意。別名は中国種であることによる。
 古い時代に原産地の中国から日本へ渡来し、観賞用に栽植される。
 全体に粉緑色。茎は束生、高さ30cm内外。
 花は初夏、がく筒の長さ2cm位、小苞はだいたい4片。花弁は深く裂けない。花色は紅、桃、白など様々。
 四季咲きのトコナツなど品種が多い。カワラナデシコは茎の高さ30〜70cm、葉や茎は白粉をおび、青白色。花は茎の先にふつう2個ずつつき、淡紅色。白花もある。5枚の花弁は先端が深く裂けて糸のように細くなり、優しい感じ。カーネーションは重弁の花を1茎に1個つけるのがスタンダード。ビジョナデシコは総苞がひげのように見えるのでヒゲナデシコとも。
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