セイヨウニンジンボク(西洋人参木)
Vitex agnus-castus
/クマツヅラ科/落葉低木/英名 chaste tree
(1ー4)2006年7月2日、峰岡公園近く
薄紫色の花が涼しげなのと、葉の形と色が特徴だ。まだ実物を見たことがないがチョウセンニンジンの葉の形と同じなのであろう。
古くから栽培される
ニンジンボク
Vitex cannabifolia
は中国原産で、葉の形がチョウセンニンジン
Panax ginseng
に似るので、この名が付けられているが、セイヨウニンジンボクは原産地が地中海沿岸地方。全体にかすかな芳香があるので香料として用いられるほか、女性ホルモンを整える薬用としても古くから利用されているとのこと。盛夏期、花が少なくなる時期に涼しげな花を咲かせる花木。花穂が次々と咲くため開花期が長い。白花もある。
原産地: 地中海~西アジア
用途: 小~中鉢、花壇
高さは2~3m。 葉は表面は緑色、裏面は灰白色で、5~7つの披針形の小葉に裂けた掌状複葉。縁に鋸歯はなく全縁で、対生。
開花期: 7~9月。茎の先端に薄紫色の小さな花が円錐状に咲く。白色品種もある。
近縁種に中国原産の
ニンジンボク
V.cannabifolia Sieb
、
アジア南部に自生するタイワンニンジンボク
V.negundo L
がある。
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