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- (1、2)2000年11月15日、マンションの西側にて、(3)2006年1月7日、マンションの庭で。
- 晩秋から初冬にかけて花の少ない時期、ツバキより一足早く咲き始める。ツバキとは違い、花弁も雄しべもばらばらに離れて散る。ツバキの花は葉の裏側に隠れたように咲くが、サザンカの花は葉の表側に付き、小さくても目立つ。
- 日本特産。
- 本来は長崎県の壱岐を北限とし、南は沖縄、西表島の常緑広葉樹林に自生。現在は多くの園芸品種が生まれて、秋田以西の地域では一般的に見られる。
- 樹高は大きくなっても12mまで。若枝や若葉の裏に白毛がある。
- 花期は10~12月。自生種はふつう白花で、花径は4~8cmほど。花弁は5~6枚で細長く、基部が離れていて平らに開いて咲く。子房に密毛がある。
- 園芸品種は変化に富み、野生の形質を強く持つサザンカ群、遅咲きで多弁の花をもつカンツバキ群に大きく分けられる。花色は白、桃、紅などで、一重咲き品種も多い。サザンカの別種で、奄美大島から西表島に自生し、高さ7mになるが、花径3cm以下でかわいらしい、ヒメサザンカがあるとのこと。