サンシュユ(山茱萸)
Cornus officinalis
- (1)2001年3月10日、(2)2002年3月3日、(3)2004年11月3日、(4)2005年11月20日、(5)2006年1月11日。全て保土ヶ谷公園にて。
- 早春の日差しを受け、黄色の小さな花のかたまりを木全体に咲かせる。別名の”春黄金花”は、牧野富太郎博士が名づけたそうだが、その特徴をよく捉えていて、さすがです。快晴の冬の青空を背景にした赤い実も美しい。
- 別名 ハルコガネバナ(春黄金花)、アキサンゴ。薬用として入ってきたが、早春の花木としても親しまれている。秋には果実が赤く熟すが、その果肉を干したものが漢方の強精薬となる「山茱萸」で、和名はその音読み。赤い実にちなみアキサンゴ(秋珊瑚)とも。
- 朝鮮半島原産。1722年、江戸・小石川に導入されたのが始めといわれる。
- 樹高5m。樹皮ははがれる。葉は対生。
- 花期3~4月。葉が出る前の短い枝の先に、20~30個が線香花火のようにつく。花径2~3cm。
- 果実は長さ1.5cmぐらいの楕円形で赤く熟す。グミに似ていて食べられる。名前の山茱萸(さんしゅゆ)の茱萸(しゅゆ)とは日本のグミのこと。
- 花言葉・・・持続、耐久
- 発音が似ているサンショウ(山椒)とは別なものだが、民謡(ひえつき節)で、「庭のさんしゅの木・・・」、と聞える歌がありますが、歌ではサンショウ(山椒)のことを歌っていて、サンシュユ(山茱萸)ではないとのことです。