サンゴジュ(珊瑚樹)
Viburnum odoratissimum
-
- (1)2003年6月8日、(2)2004年5月30日、(3)2004年6月12日、(4)2002年9月4日、保土ヶ谷公園、(5)2016年6月7日、仏向町。
- 赤い果実が多数つくのでサンゴにみたてた名前と思われる。横浜の「市民の木」に制定されている。
- 木を燃やすと泡が吹き出るため、アワブキ(泡吹き)という名を持つ。泡は材に水分を多く含むことによるもので、植えておくと防火用に効果があるとのことから、古くから建物の周りに美しい庭木としての装飾効果と同時に、防火にも役立つとして実用的にも植えられてきた。
- 分布:本州(関東地方南部以西)~沖縄。庭木や生垣に利用される。
- ガマズミの仲間で、暖地の山林に生える高さ3~6mの常緑樹。枝は灰褐色。葉は長さ10~15cm、幅4~8cmの長楕円形で、厚く、光沢があり、葉柄で対生する。
- 花期:6~8月。花は直径6mmほど、花冠は浅く5裂している。枝先に多数の花が集まって咲く。
- 果実は長さ7~8mmの楕円形で、赤色に熟す。