リンドウ(竜胆)
Gentiana scabra
var.
buergent
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/リンドウ科/多年草
2005年10月12日、籠坂峠を138号沿いに下った静岡県小山町内ゴルフコースわきの林内
リンドウの仲間は代表的な秋草の一つで、根は薬用となり、古くから健胃剤として使われてきた。中国名の竜胆を、はじめはリュウタンまたはリュウドウと読んでいたが転化してリンドウとなった。竜胆は、根の苦さは比べようがなく、竜の肝のようだという意味。英名 gentian
本州から九州までの山野に直立して生える。
茎の高さはふつう15~60cmだが、1mになることもある。茎に対生する葉は細長く、縁に突起があってざらつく。
9~11月に、青紫色の鐘形の花が茎先か葉のわきにかたまって上向きに咲く。先端が5裂し、裂片の間に3角形の副裂片がある。花の長さは4~6cm。
類似種のオヤマリンドウ(御山竜胆)は花も草丈も小ぶりで、花色は濃紫色。茎はふつう数本が株立して高さ20~50cmになり、互生する葉の縁はなめらか。エゾリンドウ(蝦夷竜胆)は北海道から石川県までに分布するが、切花用に広く栽培され、花色が白や桃で茎が直上して花つきのよい園芸品種もある。茎の高さは30~80cm。このほか、高山に生えるミヤマリンドウ(深山竜胆)などの矮性種も同属である。
花言葉・・・強い正義感、貞節、誠実
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