ノウゼンカズラ  Campsis grandiflora /ノウゼンカズラ科/落葉つる植物
 2004年6月23日、和田町の民家で。
 夏の代表的な花で、初夏から秋まで絶え間なく咲き続ける姿には風情がある。それにしても雄しべも雌しべも、重力に逆らうように筒の上部に貼りついているのはなぜだろう?

 雌しべの柱頭は2片に裂け開くが、なにかが触ると閉じる。20分ほどで戻るが、花粉をつけると閉じたままになる。花粉をしっかりと受け止めるための仕組みなのだろう。これと同じ動きはムラサキサギゴケトレニアでも観察できる。
 中国原産。
 大きな株では長さ10mにもなり、ところどころから気根を出して、他の木などにからみついて這い登る。
 枝先に、広い漏斗状で直径7~8cmに横向きに平開する一日花が房のように多くつき、夏の間次々と咲き続ける。雄しべ4本は雌しべとともに筒の入り口まで伸びる。
 同属種のアメリカノウゼンカズラは全体がやや小形で、花筒が細長く花冠はあまり広がらず、花の色が濃い。

 花言葉・・・栄光、名声
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