散歩に適した気候になりました。（第六号）　　　　　２００１年１０月３１日　

今期は１０月中〜下旬に撮影した花々です。穏やかな秋の日、足を少し伸ばして帷子川に沿って鶴ヶ峰まで歩いてみました。散歩道があり、それに沿った斜面で林の縁にあたるような所とか適当に湿っているところがあって普段街中や公園では見られない野の花にであうことができました。

その中で代表的なのはクコでしょうか。名前は聞いていましたが、写真に撮って持ち帰って調べた結果それとわかったときには少し興奮してしまいました。緑色の葉を背景に紫色の５弁の花、そして透明感のある橙紅色の実が印象的でした。

またヤクシソウも見つけました。薬師草と書くが、薬師如来（病苦を救う仏）との関係は不明で、一説には花や茎を抱く葉の形を薬師如来の光背に例えたともいわれています。

他には、最盛期を過ぎた花々ですがイシミカワやマルバルコウソウなどにも初めて出会いました。イシミカワは花よりも実のほうが目立つ花なので今になって気が付いたのかもしれません。

一方今が季節と咲くのでは、セイタカアワダチソウとツワブキでしょうか。毎年同じ頃に咲く花々を見ているとなにかホットしてしまいます。

以上