ムクの語源にはさまざまな説があるが、ザラザラした葉は木材の表面を磨き上げることに利用していたため、皮を「むく」あるいは杢(もく)に関連して漬けられたようだ。 関東以西の山野に生える。植栽も多い。公園樹、屋敷林、防風林など。材は建築材、器具材に。 幹は直立し高さ15〜30m。樹皮は灰褐色で縦に細かく割れ、薄片状にはがれる。葉は互生し、長さ4〜10cmの狭卵形で先は細くとがり、縁に鋸歯がある。葉質はやや薄く、表面がざらつく。側脈の先端は鋸歯まで達する。 5月ごろ、葉とほぼ同時に淡緑色の小さい花をつける。 果実は直径1cmぐらいの球形で、黒く熟し食べられる。 |
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(左、右上)2006年5月3日、保土ヶ谷公園プレーグラウンド入口、(右下)2005年11月3日、同所。 |
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