マツムシソウ(松虫草)
Scabiosa japonica
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- 2005年10月12日、山梨県忍野村花の都公園駐車場
- 花の咲く段階が見れた。咲き始めは外側の花から開き(写真1)、中心の花も咲いて真っ盛りとなる。写真3はその盛りが過ぎたものだが、次に果実の姿も見られた(写真2)。
- 山地の草原に生える。淡い紫色の花が美しく、初秋の高原を代表する花である。昔はスズムシのことをマツムシと呼んでいたが、そのマツムシに関係した名と言われている。また、昔、巡礼にまわる人々が家々をまわってお布施を請うときに、「松虫」という鐘を鳴らしたそうで、その鐘に実の形が似ているところから名がついたとの説もあり。
- 茎は高さ60~90cmになってよく枝分かれする。
- 長い柄の先に花が一つつく。直径3~5cmと茎の細さの割に大きめで、多数の小花からなる頭花。中心が筒状花で、周囲を舌状花がとり巻く。花期は8~10月。
- 高山型のタカネマツムシソウ、海岸型のソナレ(磯馴)マツムシソウなど丈の低いものもある。
- 花言葉・・・失恋