キョウガノコ(京鹿子)
Filipendula purpurea
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- (1)2006年5月24日、星川2丁目、(2)2016年5月21日、(3、4)2018年5月19日、(5)2019年5月31日、保土ヶ谷公園
- 掌状の薄緑色の葉と紅紫色の花穂とのバランスがよい。
- シモツケソウ(下野草)の園芸品種。自生種ではなく、シモツケソウとコシジシモツケソウとの雑種といわれ、古くから栽培されている。アスチルベ(ユキノシタ科)と外観は似ているが、本種はバラ科。古い園芸植物で、茶花にも利用されてきた。シモツケソウより大柄で、よく分枝する。「京鹿子」とは京都で染めた、「鹿の子絞り(かのこしぼり)」のこと。(絞り染めの一種で、鹿の斑点のような模様をぎっしり並べたピンク色の絞りのこと。)「きょうかのこ」と読むこともある。
英名 Japanese meadowsweet
- 少し湿りぎみの半日陰でよく育ち、半日蔭の庭園、鉢植え。明るい緑色の葉色と掌状の独特の形のため、庭の陰翳の中にあって存在感を持つ。
- 草丈は60~150cmにもなる。1株あたり直径1mぐらいの範囲に広がる。長い柄のある掌状の葉。側小葉は発達しない。
- 初夏の頃、ピンク色のつぶつぶの小さい花を密生させて咲く。花は鹿の子絞りのような形のピンクの小花が群がって咲き、その細やかさが、せつなくなるまでに愛らしい。
- 変種で白花(ナツユキソウ)もある。シモツケソウは茎葉が奇数羽状複葉をしていて違いがある。
- 花言葉:おだやかな風情