コバノズイナ  Itea virginica/ユキノシタ科/落葉低木
 2005年5月28日、星川2丁目民家
 ブラシのような形の黄色がかった白い小花が密集して香りのいい花穂を作っているが、これほど特徴のある花なのにズイナそのものが載っている図鑑も少なくて本種の同定に苦労した。閲覧の方からの指摘で葉が互生であることを確認した。

 別名ヒメリョウブ、アメリカズイナ、紅葉木、英名 Virginia willow, Sweetspire。日本にもズイナと呼ぶ自生種(Itea japonica)はあるが、栽培されるのはアメリカ原産の品種で、区別してコバノズイナと言う。性質は極めて強く、低木ながら花も紅葉も美しく紅葉木とも呼ばれる。
 原産:北アメリカ南東部。明治時代に渡来。
 土壌を選ばす湿地にも生える。盆栽や庭木として植栽されてきた。
 高さは1〜1.5m。葉は楕円形で細かい鋸歯があり、互生。
 5〜6月ごろ、穂状花序をだしてリョウブに似た少し香りのある白い花を咲かせる。
 同じ様な白い花を付け、日本に自生するズイナ(別名ヨメナノキ)だが、本州近畿南部から九州の山地の林内に生える落葉低木。葉は本種よりやや大きく、本種がスリムで尖っているのに対し丸みを帯びる。
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