カスミノキ
Colinus coggygria
Scop.
/ウルシ科/落葉低木/別名 ハグマノキ、ケムリノキ、スモークツリー
2992年5月8日、保土ヶ谷警察署
もくもくと煙が吹き出てきたように木が包まれる。花後に花枝が伸び開出した長毛が霞あるいは煙のような感あり。
花後に花柄が細い糸状に伸びて、はぐま(中国から渡来したヤクの尾の白い毛)でつくられる仏具の払子(ほっす)のような形になるので別名がついた。英名 Smoke Tree
中国中部、ヒマラヤから南欧原産。明治初期に渡来。
庭木、切花用に栽植される。
高さ4~5m、基部より分枝、横に広がる。葉は長さ3~8cm、互生し、倒卵状楕円形または広楕円形、先は丸くややへこみ、縁に鋸歯はない。新葉は表面は暗紅紫色を帯び、のち緑色になる。
花は6~7月、径0.3cmくらい、長さ15~20cmの円錐花序。不稔性花が多い。花弁5。目立たない。花柄が白色と赤紫色の品種がある。
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