カラスノエンドウ(烏野豌豆)
Vicia angustifolia
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- 2002年3月28日、仏向町の空き地
- 別名 ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)
- 本州、四国、九州、およびアジア、ヨーロッパの暖帯に分布。田や山ろくの日当たりの良いところに生える。
- 茎は長さ30~100cm、複葉の先端につく巻きひげをほかの草に絡ませながら伸び、茎先は立ち上がる。茎は四角柱状。
- 花期は4~6月、エンドウに似た小さな紅紫色の蝶形花を葉腋に2~3個ずつ咲かせる。花の長さは1.5~1.8cm。
- 花後は豆果になる。豆果は長さ2.5~4cm、黒く熟すると裂ける。中の種子は6~8個。
- 同属種に、豆果が小さく、種子が2個入っているスズメノエンドウもある。ツルナシカラスノエンドウは葉の先端が巻ひげとならず、その代わりに小葉を持つ。ホソバノカラスノエンドウは全体が弱々しく、小葉が極めて細く、先端がへこまない。ヨーロッパのものはザードウイッケンといい、大形で毛が多く、牧草として栽培される。