イワタバコ(岩煙草)  Conandron ramondioides ラテン語の属名コナンドロン(Conandron)はギリシャ語のconos(円錐形の)とandron(雄しべ)からなり、雄しべが集まって円錐形になっている形に由来する。/イワタバコ科/多年草
 2005年6月5日、北鎌倉のお寺
 境内の大木に太陽の陽が遮られた岸壁にびっしりと張り付くコケの中からゴワゴワとした形の葉を出し、花を咲かせていた。奥の鬱蒼とした林内にもたくさんあった。見事なものだ。

 イワタバコは、薄暗くたえず湿っている岸壁などに生え、葉がタバコの葉に似ているのでついた名。若い葉は生で食べられて、おいしい、とあるが食してはいない。別名 イワナ(岩菜)、イワヂシャ(岩萵苣)。英名 conandron
 葉は根生し、先端が尖った小判形で長さ10〜30cm。全体に褐色の柔らかい毛が密生している。
 自生地は福島県以南の山地だが、栽培もされる。
 6〜8月に咲く。花茎は高さ10〜30cmになり、その先につく花は直径1.5cmほど。花色はふつうは紫色だが、まれに白色や赤色のものがある。
 花言葉・・・愛らしい心
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