イロハモミジ  Ace palmatum/カエデ科/落葉高木/別名 イロハカエデ、タカオモミジ
 2005年5月3日、保土ヶ谷公園
 秋には美しい紅葉を見せるモミジ。その花は地味な紅色だが、新葉の緑色と相俟って美しい対比を見せる。

 和名は葉が「いろはにほへと」と7つに裂けることからとされる。別名イロハカエデ、また京都の高雄山に多いことからタカオモミジとも呼ばれる。
 東北地方以西の山地に生える。広く植栽されている。庭、公園、寺社などに植えられるほか、盆栽もある。
 木は単幹または株立状のものもあり、高さ10〜20mになる。葉は対生し、直径4〜7cmで掌状(しょうじょう)に深く5〜7裂する。裂片の先はとがり、縁に不揃いの鋭い鋸歯がある。
 花は4〜5月、葉の展開直後に紅色の雄花と両性花が混在した花序を形成する。
 果実(翼果(よくか))は長さ1〜2cmで、斜めまたはほぼ水平に開く。
 イロハモミジの変種に、日本海側の多雪地帯に多いヤマモミジ、葉が大きく鋸歯が細かく揃っているオオモミジがある。
<< Day Sequence >> Home Top
inserted by FC2 system