ヒロハノカワラサイコ(広葉河原柴胡)
Potentilla nipponica
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- 2009年6月20日、ひたち海浜公園
- 砂丘に色鮮やかな黄色が目立つ花だった。カワラサイコかどうか迷ったが葉の裂け方が浅いのと小葉の数が少ないことでヒロハノカワラサイコとした。
- この草は河原などを好んでで生え、根茎がセリ科の漢方薬草・柴胡(ミシマサイコ)に似ることからついた名前。カワラサイコよりも葉の裂け方が浅いことによる。
- 分布・生育地:本州、四国、九州。河原や海岸の砂地など、砂質の日当たりのよいところに多くはえる。
- 根は肥大して地下に深く入り、茎は根もとで分枝して、いくぶん這い、先端は斜めに伸び上がる。茎には白い長毛が密生する。カワラサイコより根生葉の小葉の数が少なく、3~6対、また浅く裂け、托葉が深裂しない。
小葉間には付属小葉片はつかない。
- 花は6~8月、径1.5cm位、まばらな散房状集散花序で、つぎつぎと黄色花を開く。
- 近似種:葉の裂け方が深いカワラサイコなど。