ヘクソカズラ(屁糞蔓)
Paederia scandens
-
- (1)2000年8月19日、保土ヶ谷公園わきの高速道路沿いで。(2、3)2004年8月21日、同所。
- ずいぶんと気の毒な名前だが、生き延びるための自衛策として悪臭を放つのでつけられた名前。
- 花期 8~9月。別名の「早乙女花」と言われるように、白と薄ピンクの清楚な小さな花を咲かせる。
- ヘクソカズラは厳しい自然界を生き延びるために自衛の策を考えた。まず、小さな花に押し入って蜜を盗むアリに対して、花の中に細かい毛を密生させアリの侵入を防いだ。次に葉や茎をむしばむ虫に対して悪臭を放って遠避けることだ。虫の食害を受けて、茎や葉が傷つくと細胞内に蓄積した「ペドロシド」という成分が分解してメルカプタンという悪臭を放つガスになるとのこと。別名 ヤイトバナ(灸花)、サオトメバナ(早乙女花)