ハナネコノメ(花猫の眼) Chrysosplenium album var.stamineum/ユキノシタ科 Saxifragaceae/多年草
-
- 2009年3月21日、裏高尾
- 小さな花だが谷川の川面に降りて咲いているところへ近寄ってみると、萼の白さと、雄しべの赤い葯が美しい。また葉も約5mmほどの大きさでその形は赤子の手のようにかわいい。
- 和名花猫の眼は花のきれいなネコノメソウの意。萼の白色(淡紅色もある)と、雄しべの赤い葯が美しい。
- 分布・生育地:本州(福島県以南~近畿地方)など。山の谷川の岩、林内の湿地など。
- 草丈4~10cm。四方にはってのびる走出枝を出す。花茎は直立し高さ2.5~10cm位。
- 花期:3~5月。花径約5mm(花弁状の萼)。花弁はない。4枚の白いがく片が目立つ。淡紅色もある。雄しべ8本は萼より長い。
- 近似種には、大型で萼裂片の先がとがる基本種のシロバナネコノメソウ、萼裂片が黄色のキバナネコノメなどがある。