フウセントウワタ(風船唐綿)
Gomphocarpus fruticosus
(L..) R. Br.
/ガガイモ科/常緑低木
(1)2003年8月24日、星川2丁目、(2)2000年8月9日、帷子小学校。
とげとげのある、緑の風船のようにふくらんだ果実が面白い。花からは想像もつかない果実の形だ。
原産地 南アフリカ。日本へは1936年頃入ったといわれ、最初はフウセンダマノキ(風船玉の木)という和名で紹介されたようだ。
熱帯の各地で野性化し、切花用に栽培されるが、少し寒さに弱い。温室で栽培すると春に開化し、夏には果実がつく。
高さ1~2mくらいになる。長さ10cmほどの細く長い葉は対生。茎の切り口から白い乳汁がでるのはトウワタと同じ。
夏に白色の小さい花をつけ、秋にはピンポン玉大の風船のような果実をつける。
果実の表面には褐色の剛毛がつき、果実の中は絹糸状の冠毛をつけた黒い種子が入っている。果実は熟すると裂けて、白い絹糸のような毛をつけた種子がでてくる。原産地アフリカでは種子の毛を集めて、枕やクッションなどの詰め物にするのだという。
「袋」状の実としてはムクロジ科の
フウセンカズラ
。
花言葉・・・隠された能力(風船唐綿の花)、いっぱいの夢(風船唐綿の実)
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