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- 2005年3月30日、横浜への途中の民家
- 複数の方から毒性に関して問い合わせを受け、調べた。何でも口にしてしまう小さいお子さんやペットを近づけないようにとの注意書きが米国の本にあった。子供がまま事などに花や葉をつかったりまたジャスミンの香りがするからと、お茶などに浮かべたりするのは危険だ。口にしなければ大丈夫で、普通に触っても問題はないが、植え替えや剪定時は手袋をするなどの注意をする必要があるようだ。
- 北米南部~グアテマラ原産
- 観賞用にフェンスに絡ませたり、ポールに仕立てたりして広く栽培されている。
- つる状の茎は、よく伸び、ほかのものにまきついて上り、また地を這って遠くまで伸びる。
- 花期4~6月。鮮黄色の美しいラッパ状の花を多数着ける。そして、周囲に芳しい香りを漂わせる。
- 「ジャスミン」とは植物学的な関係はないが、アメリカのノースカロライナ州、サウスカロライナ州に生えている、ジャスミンのような香りがする花、ということからこう呼ばれるようになった。
英名で"Yellow Jasmine"とか"Carolina Jasmine"、などと呼ばれている。このことからモクセイ科ソケイ属植物「ジャスミン(Jasmine)」の仲間と思っている人もいる。しかし、実際にはモクセイ科ではなく、有毒植物が多く含まれているリンドウ科やキョウチクトウ科などに近縁の「マチン科」に属する植物である。
この植物の毒性は強い。全草が有毒で、目まいや、呼吸機能の低下などの中毒症状を呈し死に至ることもある。その毒性は、セリ科の「ドクニンジン」よりも、ずっと強いとのこと。